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EC 渡邊ファーム/摂津の生産者 2026

注文の入り口を、ひとつにする。

地域食材EC「セッツマルシェ」構築・運用

渡邊ファーム/摂津の生産者 地域食材EC「セッツマルシェ」構築・運用

Overview 概要

LINE・SMS・電話に散らばっていた飲食店からの受注を、地域食材EC「セッツマルシェ」に一本化。生産者が自分で商品と在庫を更新でき、決済と月次の締めまで自動で回る形にした。

大阪・摂津市鳥飼。三代続く渡邊ファームは、なにわの伝統野菜・鳥飼なすを中心に、地元の飲食店へ野菜を卸している。

受注は、LINE・SMS・電話に分かれていた。店ごとにやり方が違い、数え間違いも返信のし忘れも起きる。月末にまとめるのもひと苦労。売り先が増えるほど、その「さばく」手間が増えていく状態だった。

この仕事は、商談ではなく畑から始まっている。農業体験として何度も畑に通い、種まきから収穫、出荷まで一緒に手を動かすなかで、受注のつまずきを間近で見た。だから最初に取り組んだのは、ツールの説明ではなく、一日の動き方の整理だった。

課題

  • 受注の入り口が3つ(LINE・SMS・電話)に分かれ、どこに何が来たかを頭で管理していた
  • 数え間違い・返信漏れが起きる。月末の集計に時間がかかる
  • 飲食店側も「メッセージを送って、返事を待つ」必要があり、注文のハードルが高かった

設計

入り口を一本にする。 ただし、生産者にも飲食店にも新しい負担を作らないこと。この2つを両立させることが設計の芯だった。

  • 現状の棚卸し — 受注の流れを書き出し、重複と抜け漏れが起きる箇所を可視化した
  • 入り口の一本化 — 飲食店が迷わず注文できるECに受注を集約。商品・在庫・価格は渡邊さん自身が登録・更新できる形にした
  • 発注側の設計 — 飲食店にとって「いつもの注文がすぐ出せる」よう、再注文のフローを整理
  • 決済と締めの自動化 — Stripe 決済と月次のまとめに対応し、月末の集計作業を軽くした

結果

注文が一画面に集まり、数え間違いがなくなった。月末の集計も短時間で済むようになった。

効果はそれだけではなかった。飲食店が好きな時間に注文できるようになったことで、注文の回数そのものが増えた。管理の手間が減り、同時に頼みやすさが上がる。その両方が噛み合って、受注数と売上が伸びた。

現在は飲食店向け(B2B)に加えて、個人のお客さまが生産者から直接買えるかたちへと広げているところだ。

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